Temo che combatterò la primavera in blu.

ほとんど昔の、嘘と本当の交じった日記

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

お楽しみ毛玉付きコートのススメ

ウィンター・シーズンが過ぎて、今年も着古しのコートを仕舞う。何年か前に購入して以来、毎年活躍してくれている。オーバーサイズ気味を選んだのが幸い、まだ流行り廃りのラインからギリギリ外れることなく着れている、と思っている。ファッションセンスに…

言葉を尽くしてみろ、小論文5なら

昔の恋人のストーリーズはあまり見たくないので、突然流れてくると慌ててスワイプで飛ばしてしまうのが常だ。ただ、その一瞬の間はまるでびゅうと通り抜ける風のようで、懐かしい匂いについ後ろを振り返ってしまう。過ぎてしまえばもう何処にも姿は無い。溜…

人間観察が趣味って言うのはやめとけ

ふとした、なんてことの無い人のすがたを、いつまでも覚えていたりする。 例えば、町角のちいさな床屋の店主である、妙齢のご夫人。その床屋はあきらかにお年を召した方向けだなと思わせる店名・外装だが、それがなんともかわいらしい。きっと僕が生まれる前…

西谷星川

久しぶりに相鉄線に乗った。高校生の頃は、毎日通学で利用していた。しかし、社会人になった今では相鉄沿線は生活圏内から外れてしまい、次第に利用することも少なくなった。二俣川を発車し、横浜へ向かう快速急行。夕方、西陽が容赦なく差し込んで、視界の…

いつまでエウ・ゼーンでいられる?

朝の田園都市線は急行の本数を減らして運行している。逃してしまうと、結構長いこと電車に揺られなければいけなくなる。だから本当はまだ微睡んでいるほうが楽だけど、己に鞭をいれて浴室へと向かう。この時期は服を脱ぐことさえ億劫になる。昨日は雪も降っ…

卯の花腐し

夜更け頃に雨は本物になった。今朝は憂鬱な気分で支度をした。家を出て数分も経てば、足元は裾までずぶ濡れだった。風もどんどん強く吹き荒れ、雨はもはや嵐と呼ぶに値するほど凄烈に成長していた。あーあ、灰色のスウェット・シャツを選んだのは間違いだっ…